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自分を責めない:セルフ・コンパッションの練習

No.109 公開 2026.06.25 更新 2026.06.25 2 分で読める
自分を責めない:セルフ・コンパッションの練習
公認心理師の監修のもと、心理学の知見にもとづいて編集した記事です。最終確認: 2026年6月25日

失敗したとき、いちばん厳しい言葉を浴びせてくるのは、たいてい自分自身です。「なんてダメなんだ」と責める声。けれど、その厳しさは私たちを成長させてはくれません。心理学者クリスティン・ネフが研究するセルフ・コンパッション(自分への思いやり)は、自分を甘やかすことではなく、友人に接するようにやさしく自分に接する態度のことです。

親友にかける言葉を、自分にも

大切な友人が落ち込んでいたら、「お前が悪い」とは言わないはずです。「つらかったね、誰にでもあることだよ」と声をかけるでしょう。その同じ言葉を、自分にもかけてあげる。たったこれだけのことが、驚くほど難しく、そして効きます。

セルフ・コンパッションの三つの柱

  1. やさしさ — 自分を責める代わりに、いたわる言葉を選ぶ。
  2. 共通の人間性 — 「自分だけ」ではなく「誰にでもある」と捉え直す。
  3. マインドフルネス — つらさを否定も誇張もせず、あるがままに見る。

自分を責めても強くはなれない。やさしくされて、人はもう一度立ち上がる。

甘やかしとは、どう違う?

「優しくしたら、怠けるのでは」と心配になるかもしれません。けれど研究では、自分に厳しい人ほど失敗を恐れて動けなくなり、自分にやさしい人ほど挑戦を続けられると示されています。やさしさは、逃げではなく回復の力です。自分を責めるクセの背景には認知の歪みが隠れていることも多く、日々の自己肯定感を育てる習慣と合わせて練習すると、少しずつ土台が育っていきます。

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水無瀬 詩織
編集長 ・ Amour Authentique
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