思い込みのクセ(認知の歪み)に気づく
No.108
公開 2026.04.20
更新 2026.04.20
2 分で読める

公認心理師の監修のもと、心理学の知見にもとづいて編集した記事です。最終確認: 2026年4月20日
「既読なのに返信がない。きっと嫌われた」——事実はひとつなのに、頭の中で最悪の物語ができあがる。これを認知の歪み(認知バイアス)と呼びます。認知行動療法で整理されてきた考え方で、誰の頭にも自然に起こるクセです。気づけるようになると、不必要な落ち込みをずいぶん減らせます。
よくある思い込みのクセ
- 白黒思考 — 「完璧じゃなければ失敗」。中間のグレーが見えなくなる。
- 心の読みすぎ — 確かめてもいないのに「どうせ嫌われている」と決めつける。
- 破局化 — 小さな出来事から、最悪の結末を想像してふくらませる。
- べき思考 — 「こうあるべき」で自分と他人を縛り、苦しくなる。
「考え」は「事実」ではない
大切なのは、頭に浮かんだ考えを、そのまま事実だと信じ込まないことです。「嫌われたに違いない」は、事実ではなく一つの解釈にすぎません。「他にどんな可能性がある?」と問い直すだけで、物語は一気にほどけます。相手は単に忙しかっただけかもしれない——その選択肢を、意識して並べてみます。
見えている景色が歪んでいるだけで、世界そのものは歪んでいない。
気づく練習を、習慣にする
思い込みに気づく力は、筋肉のように育ちます。強い感情が湧いたとき、その裏でどんな考えが働いているかを観察する(感情の整え方)。そして、自分を責める考えが出てきたら、やさしく問い直す(自己肯定感の習慣)。小さな気づきの積み重ねが、心を軽くしていきます。
この記事の編集
水無瀬 詩織
編集長 ・ Amour Authentique
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